動物病院における電子カルテとは?|紙カルテとの違いや導入検討時のポイントを解説
25.10.14

「電子カルテって動物病院でも必要なの?」
「紙カルテで慣れているから、今さら変えるのが不安」
「どうせ導入するなら、予約や問診も一緒に効率化したい」
このように感じている獣医師やスタッフの方も多いのではないでしょうか。
医科ではすでに広く普及している電子カルテです。
近年では動物病院でも業務全体の効率化を目的として導入が進んでいます。
この記事では、動物病院での電子カルテの役割や紙カルテとの違い、導入時のチェックポイント、予約システムとの連携についても含めてわかりやすく解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、動物病院に電子カルテを導入するか検討する際の参考にしてください。
電子カルテとは?動物病院での役割と仕組み
電子カルテとは、これまで紙に記録していた診療情報(診察記録、処方内容、検査結果など)をデジタルで一元管理できるシステムのことです。
動物病院においては、以下のような情報が電子カルテ上で管理されます。
- 飼い主様・動物の基本情報
- 診療記録(主訴、診断、治療内容)
- 処方薬・検査結果・レントゲン画像など
- ワクチン履歴・次回来院予定
カルテの閲覧や記録だけでなく、スタッフ間での共有・データ保存の信頼性などが向上するのが特徴です。
さらに最近では、予約システムや問診ツールとの連携によって、受付から診療までの流れ全体をよりスムーズにする運用も注目されています。

紙カルテと電子カルテの違いとは?
項目 | 紙カルテ | 電子カルテ |
---|---|---|
保存形式 | 紙のファイル | デジタルデータ(クラウドorローカル) |
検索性 | 手動で探す | キーワード・日付などで即検索 |
情報の共有 | ファイルの受け渡し | 院内の複数端末で即共有 |
管理コスト | 保管棚が必要 | 物理スペース不要 |
安全性 | 劣化・紛失のリスク | バックアップで保護可能 |
紙カルテにも
- 直感的で視覚的にわかりやすい
- 書きながら考えやすい
といった良さがあります。
しかし、情報量が増えてくると記録や管理が煩雑になりやすいのが難点です。
電子カルテでは、
- 情報の整理
- 情報の検索
- 情報の共有
がスムーズになります。
そのため、スタッフ間の連携や診療の質の向上につながるのが大きなメリットです。
電子カルテ導入前に確認したいポイント
電子カルテの導入は、院内の診療体制や業務フローを見直す良いきっかけになります。
導入前に以下のような点を整理しておくとスムーズです。
診療フローとの整合性
既存の診療スタイルや受付業務と、電子カルテがどう連動するかを確認しましょう。
また、「予約システムとの連携」や「事前問診との連動」が可能かどうかは、導入後の診療効率に大きく関わります。
使用環境の確認
- 端末の設置場所やWi-Fi環境の整備
- 操作するスタッフのITスキル
- セキュリティ・バックアップ体制
これらは、クラウド型の電子カルテを導入する際に特に重要です。
電子カルテと予約システムの連携で広がる活用方法
最近では、電子カルテ単体での導入だけでなく、予約システムやWeb問診と連携して使う病院も増えています。
たとえば次のような流れが実現可能です。
- 飼い主様がLINEで予約&問診入力
- その内容が電子カルテに自動連携
- 来院時にはすでに情報が揃っており、スムーズに診療開始
このように、予約システムと電子カルテを連動させることで、スタッフの入力作業や確認業務を大幅に減らすことが可能になります。
「電子カルテ+予約・問診」が連動することで、少人数の動物病院でもスムーズな診療体制が整えやすくなるのがメリットです。
動物病院専用予約システム「ソトマチ」なら、電子カルテとの連携も可能

予約システム「ソトマチ」は、動物病院専用に設計されたクラウド型予約受付システムです。
現在、電子カルテとのスムーズな連携もできるようになっており業務全体の効率化を支えるツールとして注目されています。
既存の電子カルテと連携が可能かどうかは、一度お問い合わせください。
ソトマチは主に以下のような点が評価されています。
- LINE予約&Web問診入力に対応
- 来院前の情報を事前取得で診療準備がスムーズ
- 呼び出し通知機能で、猫やエキゾチックアニマルの飼い主様にも配慮
- クラウド型で、電子カルテなどの連携も柔軟に対応可能
- 導入支援・操作サポートも充実
「カルテ入力の手間を減らしたい」
「予約と診療を一元管理したい」
そんなご希望をお持ちの動物病院の方は、予約システムとのセット導入という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
電子カルテは、診療情報をデジタルで管理することで業務の効率化と診療の質向上を支える重要なツールです。
そして、予約システムや問診機能と組み合わせることで、その効果はさらに広がります。
まずは、自院のスタイルに合った仕組みを見つけ、無理のない範囲から少しずつ電子化を取り入れてみてはいかがでしょうか?
「ソトマチ」では既存の電子カルテとの連携も可能です。
予約システムの導入をご検討されている場合はぜひ一度ご連絡ください。