ソトマチブログ

動物病院のDX化とは?|必要性やメリット、取り組み方をわかりやすく解説

26.08.28

デスクに置かれたPCとスマホ

「DX化ってよく聞くけど結局どういうこと?」
「動物病院でもDX化を進めたほうがいいの?」
「電子カルテや予約システムを導入することがDX化なの?」
このような疑問をお持ちの動物病院様も多いのではないでしょうか。
動物病院では、診療だけでなく、受付や電話対応、問診、会計、飼い主様への情報発信など、さまざまな業務が発生します。
人手不足が課題となる中で、限られたスタッフで診療の質を維持するためには、業務の効率化も重要です。
そこで注目されているのが、デジタル技術を活用して業務や運営の仕組みを改善する「DX化」です。

この記事では、動物病院におけるDX化とは何か、DX化によって期待できるメリットや具体的な取り組みについて解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、自院でDX化を進める際の参考にしてください。

動物病院のDX化とは?

DXとは「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略で、デジタル技術を活用して業務やサービスの仕組みそのものをより良く変えていくことを指します。
動物病院に置き換えると、単純に紙をデジタルに置き換えるだけではありません。
例えば、紙のカルテを電子カルテに変更することはデジタル化の一つです。
ここからさらに、予約やカルテなどの情報を活用して業務の流れを改善し、スタッフや飼い主様にとってより良い診療環境をつくることがDX化につながります。

「新しいシステムを導入すること」を目的にするのではなく、「現在抱えている課題をデジタル技術によってどう改善するか」という視点が重要です。

動物病院でDX化が求められる背景

動物病院でDX化が注目されている背景には、診療現場が抱えるさまざまな課題があります。

人手不足とスタッフの業務負担

動物病院では、獣医師や愛玩動物看護師などの人材確保に苦労するケースも少なくありません。
一方で、日々の診療では

  • 電話対応
  • 受付
  • 問診
  • 診療補助
  • 会計
  • 飼い主様への説明

など、多くの業務を限られた人数で行う必要があります。
人員を増やすことだけで解決しようとするのではなく、システムを活用して人が対応する必要のない業務を減らすことも重要になっています。

診療業務が複雑になっている

動物医療の高度化に伴い、動物病院で扱う情報も増えています。

  • 検査結果
  • 画像
  • 投薬歴
  • 既往歴

など診療に必要な情報が増えるほど、「必要な情報を必要なときに確認できる仕組み」が重要です。
情報をデジタルで管理・共有できる環境を整えることで、必要な情報を確認しやすくなり、院内の情報共有もスムーズになります。

飼い主様の利便性が求められている

現在では、飲食店や美容院、医療機関などさまざまなサービスをスマートフォンから予約できるようになっています。
動物病院でも

  • 診療時間内に電話をかけなければ予約できない
  • 受付するために一度病院へ行かなければならない

といった仕組みは、飼い主様の負担になる場合があります。
オンライン予約やLINEなどを活用し、飼い主様が利用しやすい環境を整えることもDX化の一つです。

動物病院をDX化するメリット

動物病院でのDX化は、単なる業務時間の短縮だけを目的としたものではありません。
業務の流れを見直すことで、スタッフと飼い主様の双方にメリットが期待できます。

スタッフの業務負担を軽減できる

予約や問診などをデジタル化すると、これまでスタッフが一件ずつ対応していた業務を減らすことができます。
例えば、飼い主様自身がスマートフォンから予約できれば、予約受付の電話対応を減らすことが可能です。
限られたスタッフが本来必要な業務に時間を使いやすくなるため、現場全体の負担軽減につながります。

待ち時間や院内の混雑を改善できる

予約・受付システムを活用すると、来院する時間や人数をある程度コントロールしやすくなります。
順番が近づいた際に通知できる仕組みがあれば、飼い主様は自宅や車内などで待機することも可能です。
待合室や駐車場の混雑を軽減できれば、飼い主様だけでなく動物のストレス軽減にもつながるでしょう。

情報共有がスムーズになる

紙や口頭で情報を管理していると、「誰に伝えたか分からない」「必要な情報がすぐに見つからない」といった問題が起こることがあります。
電子カルテやLINEなどを活用した問診などを活用することで、必要な情報をスタッフ間で共有しやすくなります。
診療前に問診内容を確認できれば、診察や検査の準備もしやすくなるでしょう。

飼い主様との接点を増やせる

DX化は、来院時の業務改善だけでなく、来院していない飼い主様とのコミュニケーションにも活用できます。

例えば、

  • 臨時休診のお知らせ
  • 診療時間変更
  • 健康診断の案内
  • ワクチンや予防シーズンのお知らせ

などをデジタルで配信する方法があります。
必要なタイミングで情報を届けることで、飼い主様の利便性向上だけでなく、適切な再来院のきっかけづくりにもつながります。

ノートパソコンを触る人の手

動物病院で取り組めるDX化の具体例

動物病院のDX化にはさまざまな方法があります。
すべてを一度に変更する必要はなく、自院で負担の大きい業務から取り組むことが大切です。

代表的な取り組みには、

  • 電子カルテの導入
  • オンラインでの予約・受付
  • デジタル問診
  • キャッシュレス決済
  • LINEなどを利用した情報配信
  • 院内での情報共有のデジタル化

などがあります。

例えば「電話対応が多い」という課題がある場合には、予約・受付システムを導入することで改善できる可能性があります。
一方、カルテを探す時間や院内での情報共有に課題があるなら、電子カルテの導入を優先する方法もあるでしょう。
DX化では、流行しているシステムをとりあえず導入するのではなく、「何を改善したいのか」を最初に明確にすることが重要です。

動物病院のDX化を進める際のポイント

DX化を成功させるためには、システムの機能だけでなく、実際の診療現場で運用できるかどうかを考える必要があります。

現在の課題を整理する

まずは、日々の診療でスタッフの負担になっている業務を洗い出してみましょう。

例えば、

  • 電話が多く診療が中断される
  • 受付時間帯に患者様が集中する
  • 待合室や駐車場が混雑する
  • 問診に時間がかかる

など、病院によって課題は異なります。
課題が明確になれば、必要なシステムや機能も選びやすくなります。

スタッフと飼い主様の使いやすさを考える

高機能なシステムでも、操作が複雑では現場に定着しにくくなります。
スタッフが無理なく操作できることはもちろん、飼い主様にとって分かりやすいことも重要です。
新しいアプリや複雑な会員登録を必要としないなど、実際に利用する人の負担が少ない仕組みを選びましょう。

一度にすべてを変えようとしない

DX化という言葉から、大規模なシステム変更をイメージする方もいるかもしれません。
しかし、必ずしも院内のすべてを一度に変える必要はありません。

まずは負担の大きい業務からシステム化し、スタッフや飼い主様の反応を見ながら運用を改善していく方法もあります。
現場に合った形で段階的に進めることが、DX化を定着させるポイントです。

「ソトマチ」で予約・受付から始める動物病院のDX化

「何からDX化すればよいか分からない」という動物病院様は、日常的に発生する予約・受付業務から見直す方法もあります。
動物病院専用の受付・予約システム「ソトマチ」では、LINEを活用して

  • 日時予約
  • 順番待ち予約
  • LINE問診
  • 呼び出し通知
  • お知らせ配信

などを行うことができます。
飼い主様自身がLINEから予約・受付を行えるため、電話や窓口での対応を減らし、診療の流れを整理可能です。

また、ソトマチは受付を通じてLINE友だちが自然に増えていくことも特徴です。
友だちになった飼い主様には、

  • 臨時休診
  • 診療時間の変更
  • 健康診断
  • 予防シーズン

などのお知らせを直接配信できます。

院内システムとの連携でさらにDX化を進められる

電子カルテや予約システム、問診システムなどをそれぞれ導入しても、システムごとに情報が分断されていては、かえって転記や確認の手間が増えてしまう場合があります。
DX化では、それぞれの業務をデジタル化するだけでなく、システム同士を連携させ、院内全体の情報や業務の流れをつなげることも重要です。
ソトマチでは、予約・受付機能に加えて、さまざまな院内システムとの連携も進めています。

例えばソトマチでは

  • AI音声カルテ「VETS NOTE」
  • LINE情報発信システム「VETSLINE」
  • 電子カルテ「ペットクルーカルテ」
  • リマインダー配信システム「アイリコール」

などとの連携が可能です。
これらのシステムと連携することで

  • 診察中の会話をAIで記録・要約
  • 受付と電子カルテを連携
  • ワクチンや健康診断などのリマインドを自動化

といった活用が可能になり、受付だけではなく診療や情報発信に関わる業務の効率化にもつなげられます。

ソトマチは、予約・受付を効率化するだけでなく、動物病院全体のDX化を進めるための一つの選択肢となるでしょう。

デスクでパソコンを触る人

まとめ

動物病院のDX化とは、単に新しいデジタルツールを導入することではありません。
デジタル技術を活用し、受付や予約、問診、情報共有などの業務を見直すことで、スタッフがより診療に集中できる環境を整えることが本来の目的です。
まずは自院で「時間がかかっている業務」「スタッフの負担になっている業務」を整理し、必要な部分から少しずつDX化を進めてみてはいかがでしょうか。

よくあるご質問(Q&A)

動物病院のDX化とは何ですか?

A.動物病院のDX化とは、デジタル技術を活用して業務やサービスの仕組みをより良く改善することです。
電子カルテや予約システムなどを導入するだけでなく、それらを活用して受付や診療、情報共有などの流れを改善することが重要です。

動物病院ではどのような業務をDX化できますか?

A.電子カルテの導入やオンラインでの予約・受付、デジタル問診、キャッシュレス決済、LINEを利用した情報配信などがあります。
自院で負担が大きくなっている業務を整理し、必要な部分から取り組むとよいでしょう。

動物病院のDX化は何から始めればよいですか?

A.まずは、電話対応や受付、問診など、スタッフの負担になっている業務を洗い出すことが大切です。
例えば電話や受付対応が負担になっている場合は、オンライン予約・受付システムを導入することで業務を効率化できる可能性があります。