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動物病院のSNS活用とは?|集患につなげる使い方や運用のポイントを解説

26.09.07

SNSの文字のブロック

「動物病院でもSNSを活用したほうがいい?」
「Instagramを始めたけれど、何を投稿すればいいのか分からない」
「SNSを更新しているものの、集患につながっている実感がない」
このような悩みをお持ちの動物病院様も多いのではないでしょうか?
InstagramやX、YouTubeなどのSNSは、動物病院の情報を発信する手段として活用できます。
また、LINEも飼い主様とのコミュニケーションに活用できるツールの一つです。
SNSでは診療内容や院内の雰囲気、スタッフの様子などを発信することで、ホームページだけでは伝えにくい病院の特徴を知ってもらうことも可能です。
一方で、SNSはただ投稿を続ければ集患につながるわけではありません。
誰に何を伝えたいのかを考え、目的に合わせて運用することが重要です。

この記事では、動物病院がSNSを活用するメリットや発信したい内容、運用する際の注意点について解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、自院のSNS活用を見直す際の参考にしてください。

動物病院でSNSを活用する目的とは?

動物病院がSNSを活用する目的は、新規の飼い主様を集めることだけではありません。
SNSを通して継続的に情報を発信することで、まだ来院したことのない飼い主様だけでなく、すでに通院している飼い主様との接点をつくることもできます。
まずは、動物病院がSNSを活用する主な目的を見てみましょう。

動物病院の認知度を高める

新しく動物病院を探している飼い主様に、病院の存在を知ってもらうきっかけの一つがSNSです。

例えばInstagramで

  • 院内の様子
  • 診療している動物種
  • 得意とする診療分野
  • スタッフの紹介
  • 病院で行っている検査や治療

などを発信すれば、病院の特徴を伝えることができます。
ホームページを検索する段階では自院を知らなかった飼い主様にも、SNSを通じて病院を知ってもらえる可能性があります。

来院前の不安を減らす

初めて訪れる動物病院に対して、不安を感じる飼い主様も少なくありません。
SNSでは写真や動画を使えるため、文章だけでは伝わりにくい病院の雰囲気を伝えることができます。

  • 獣医師や愛玩動物看護師の紹介
  • 診察室や待合室の様子
  • 診療への考え方

などを発信しておけば、飼い主様が来院先を選ぶ際の安心材料になるでしょう。

既存の飼い主様との接点をつくる

SNSは新規集患だけでなく、既存の飼い主様との関係づくりにも活用できます。
例えば、季節に合わせて

  • フィラリア予防
  • ノミ・マダニ予防
  • 健康診断
  • 熱中症対策
  • 歯科検診

などの情報を発信する方法があります。
飼い主様が定期的に病院の情報を目にすることで、「そろそろ予防の時期だった」「健康診断を受けようと思っていた」と思い出すきっかけになることも多いです。

採用活動に活用する

SNSを見るのは飼い主様だけではありません。
就職先を探している獣医師や愛玩動物看護師、学生などが、病院のSNSを確認することも考えられます。

求人票だけでは

  • どのようなスタッフが働いているか
  • 院内の雰囲気はどうか
  • どのような診療を行っているか
  • スタッフがどのように働いているか

までは伝えにくいものです。
日頃から病院の様子を発信しておけば、応募前に職場を知ってもらう材料となり、採用広報の一つとしても活用できます。

赤いスマホを触る様子

動物病院のSNSでは何を発信すればいい?

動物病院ではSNSを始めても、「投稿する内容が思いつかない」という悩みは起こりがちです。
動物病院のSNSは毎回特別な企画を考える必要はありません。
飼い主様が知りたい情報と、病院が伝えたい情報を組み合わせながら発信することがポイントです。

病気や予防に関する情報

獣医師や愛玩動物看護師の専門性を活かし、飼い主様に役立つ情報を発信する方法があります。

例えば

  • 犬の熱中症で注意したい症状
  • 猫の尿路疾患で注意したいサイン
  • 健康診断を受けるタイミング
  • 歯磨きの方法
  • 予防薬を使用する理由

などです。

発信する際には専門的な内容をそのまま発信するのではなく、一般の飼い主様にも理解しやすい言葉に置き換えることが重要です。
また、SNSの投稿だけですべてを説明しようとせず、詳しい内容を解説した自院のホームページやコラムへ誘導する方法もあります。

院内やスタッフの紹介

動物病院選びでは、診療内容だけでなく「どのような病院なのか」も重要な判断材料になります。
スタッフ紹介や日常の様子などは、病院の雰囲気を伝えやすい投稿です。
特に新しく入職したスタッフや設備を紹介したり、院内で行った勉強会の様子を発信したりすれば、病院の取り組みを知ってもらうこともできます。

ただし、親しみやすさだけを意識しすぎる必要はありません。
自院がどのような診療を大切にしているのかが伝わる発信を心がけましょう。

診療内容や設備の紹介

高度な検査や専門診療を行っていても、飼い主様がそのことを知らなければ受診にはつながりません。

例えば

  • 循環器科
  • 皮膚科
  • 歯科
  • 腫瘍科
  • 整形外科
  • エキゾチックアニマル診療

など、自院が力を入れている診療について発信することも有効です。

CTや内視鏡、歯科レントゲンなどの設備がある場合には、「設備があります」と紹介するだけでなく、どのような病気の診断や治療に役立つのかまで説明すると、飼い主様にも価値が伝わりやすくなります。

休診や診療時間などのお知らせ

臨時休診や診療時間の変更などをSNSで発信することもできます。
ホームページとあわせてSNSにも掲載しておけば、普段SNSを見ている飼い主様にも情報を知ってもらえる可能性があります。

ただし、SNSはすべてのフォロワーに投稿が必ず表示されるわけではありません。
特に「明日の診療開始時間が変更になる」など、既存の飼い主様に確実に伝えたい重要なお知らせについては、SNSだけに頼らず、ほかの連絡手段と使い分けることが大切です。

動物病院がSNSを活用する際のポイント

SNSは無料で始められるものも多く、比較的取り組みやすい情報発信手段です。
一方で、更新そのものがスタッフの負担になったり、投稿内容によってトラブルになったりする可能性もあります。
無理なく続けられる運用方法を考えておきましょう。

SNSを運用する目的を明確にする

「周りの動物病院もやっているから」という理由だけでSNSを始めると、何を投稿すればよいのか分からなくなりがちです。

例えば

  • 地域での認知度を高めたい
  • 専門診療を知ってもらいたい
  • ホームページへの流入を増やしたい
  • 既存飼い主様との接点を増やしたい
  • 採用につなげたい

など、まずは目的を明確にしましょう。
目的が決まれば、発信する内容や使用するSNSも選びやすくなります。

SNSごとの特徴を考えて使い分ける

SNSにはそれぞれ特徴があります。
Instagramは写真や短い動画で院内の雰囲気や診療内容を伝えやすく、Xは短い文章でタイムリーな情報を発信しやすい媒体です。
YouTubeでは、病気の解説や院内紹介などを動画で詳しく伝えることができます。
また、LINEも飼い主様とのコミュニケーションに活用できるツールの一つです。

複数のSNSを運用すれば接点は増えますが、その分だけ更新の負担も増えます。
すべてのSNSを始めるのではなく、自院の目的や更新できる人員を考えて選ぶことが大切です。

更新をスタッフの負担にしない

SNS運用で注意したいのが、更新作業そのものが新たな業務負担になることです。

診療の合間に「今日も何か投稿しないと」「写真を撮らなければ」という状態になってしまっては、長期間運用することが難しくなります。

  • 投稿する曜日や頻度を決める
  • 投稿テーマをあらかじめ複数用意する
  • 院内で担当者や確認方法を決める

など、無理なく続けられる仕組みを整えておきましょう。

毎日投稿することよりも、継続して必要な情報を発信できることが重要です。

個人情報や写真の取り扱いに注意する

動物病院では、患者である動物だけでなく、飼い主様の個人情報も扱います。
症例や来院した動物の写真をSNSへ掲載する場合には、飼い主様の同意を得るなど、プライバシーへの配慮が必要です。

また、写真の背景にカルテや飼い主様の氏名、電話番号などが映り込んでいないかも確認しましょう。
院内でSNS投稿に関するルールを決め、投稿前に確認できる体制を整えておくと安心です。

SNSだけに集患を頼らない

SNSは動物病院を知ってもらうきっかけになりますが、SNSだけで集患のすべてを完結させることは難しいでしょう。
SNSを見て病院に興味を持った飼い主様は、ホームページで診療時間や診療内容などを確認するかもしれません。

そのため

  • SNSで病院を知る
  • ホームページで詳しい情報を確認する
  • 予約・受付をする
  • 実際に来院する

という流れまで考えて導線を整えることが重要です。

SNSのフォロワー数だけを見るのではなく、最終的に予約や来院につながりやすい環境をつくりましょう。

LINEは他のSNSと役割を分けて活用する

動物病院の情報発信では、LINEを活用する方法もあります。
InstagramやXなどとLINEはどちらもスマートフォンへ情報を届けられるツールですが、役割は少し異なります。

InstagramやXは、不特定多数の人に病院を知ってもらったり、日頃の情報発信を通して興味を持ってもらったりすることに向いています。
一方、LINEはすでに病院と接点のある飼い主様へ直接情報を届ける手段として活用しやすいことが特徴です。

例えば

  • 年末年始の診療スケジュール
  • 臨時休診
  • 診療開始時間の変更
  • 健康診断の案内
  • ワクチンや予防シーズンのお知らせ

などは、既存の飼い主様に直接届けることで気づいてもらいやすくなります。

「新しく病院を知ってもらうためのInstagram」「既存の飼い主様との接点を維持するLINE」のように、それぞれの特徴を活かして使い分けることがポイントです。

「ソトマチ」なら受付・予約を通じてLINEでの接点を増やせる

動物病院専用の受付・予約システム「ソトマチ」では、LINEを利用して受付や予約を行うことができます。

ソトマチでは、

  • 日時予約
  • 順番待ち予約
  • LINE問診
  • 呼び出し通知
  • お知らせ配信

などの機能を利用できます。
ソトマチの特徴の一つが、飼い主様が予約・受付を利用するなかで、LINEの友だちが自然に増えていくことです。

多くのSNSではフォロワーを増やすための継続的な発信が必要ですが、ソトマチでは日常の受付・予約という動線のなかで飼い主様とのLINE上の接点をつくることができます。
LINEでつながった飼い主様には、臨時休診や診療時間の変更だけでなく、健康診断や予防シーズンなどのお知らせを配信することも可能です。

ホームページのお知らせは、飼い主様自身がサイトを訪れなければ気づいてもらえないことがあります。
一方、普段利用しているLINEへ情報を届けることで、「健康診断を受けようと思っていた」「そろそろ予防の時期だった」と再来院を思い出すきっかけにもなるでしょう。

SNSで新しい飼い主様との接点をつくり、来院後はLINEを活用して継続的な関係をつくる。
このように情報発信から予約、再来院までの流れを考えることも、動物病院の集患・集患対策では重要です。

パソコンを触る女性

まとめ

動物病院のSNS活用には、新規集患だけでなく、病院への安心感を高めたり、既存の飼い主様との接点をつくったり、採用活動に役立てたりする目的があります。
大切なのは、ただ投稿数やフォロワー数を増やすことではありません。
「誰に何を伝えたいのか」を明確にし、自院の目的に合った情報を継続して発信することが重要です。
また、SNSで病院を知ってもらった後のホームページや予約・受付まで含めて導線を整えることで、実際の来院にもつなげやすくなります。
まずは自院がSNSを活用する目的を整理し、無理なく継続できる発信方法から取り入れてみてください。

よくあるご質問(Q&A)

動物病院がSNSを活用するメリットは何ですか?

A.SNSは、病院の認知度向上や来院前の不安軽減、既存の飼い主様との接点づくりなどに活用できます。
診療内容や院内の雰囲気、専門分野などを発信することで、ホームページだけでは伝えにくい病院の特徴も伝えやすくなります。

動物病院のSNSでは何を投稿すればよいですか?

A.病気や予防に関する情報、スタッフ紹介、院内の様子、診療内容や設備の紹介などがおすすめです。
自院がSNSを運用する目的を明確にし、飼い主様が知りたい情報と病院が伝えたい情報を組み合わせて発信するとよいでしょう。

SNSとLINEはどのように使い分ければよいですか?

A.InstagramやXなどのSNSは、新しく病院を知ってもらうための情報発信に向いています。
一方、LINEは既存の飼い主様への休診案内や健康診断、予防のお知らせなど、継続的な情報発信に活用しやすいツールです。